
カルティエ タンク マスト ソーラービート SMを選んだ10コの理由(いいわけ)
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はじめに
失恋から立ち直る映画みたいなタイトルになってしまいましたが、タンクを買いました。
本当はモノ選びの理由なんてあってないようなもんなんですけど、私も時計販売店の人間の端くれ。「買ったら語れ」の精神で文字にしてみました。
あくまで主観による理由ですのであしからず。もの好きな方はぜひ最後までお付き合いください。
1. ドレスウォッチを持っていなかったから
40を過ぎてもドレスウォッチを一本も持っていなかった自分。すべてツールウォッチで固めていたため、「次はドレスウォッチ」と心に決めていました。スーツに合う時計が必要だったのです。

2. オンオフ両用の時計が欲しかったから
冠婚葬祭やビジネス、日常でも使える時計が欲しかった。でも“オフでも合うドレスウォッチ”を探すのは難しく、結果として辿り着いたのがタンク。小ぶりで気負わず着けられるし、ソーラービートならメンテコストも低い。スウェットにも合います。

3. 「美しい時計の象徴」を一つ持っておきたかったから
タンクはシンプルで甘さのないデザイン。100年という実績を背負いながら、価格も手の届く範囲。このバランス感覚に惹かれました。

4. 普通が好きだから
ビックのライターや醤油差しのように、誰もが当たり前に使う道具に美を感じます。タンクにもその「普通」がある。100年変わらず存在し続けてきたのは、完成されたプロダクトの証だと思います。

5. タンクは本当にドレスウォッチ?その曖昧さがむしろ良かった
薄くてローマンインデックスで二針。確かにそれらしいけど、実用品としての成り立ちを感じるのがタンク。だからこそドレスウォッチらしくなくていいんじゃないかと思いました。

6. 手に入れやすい量産品が好きだから
定番品の安心感。コンバースやヘインズのように、傷や汚れを気にせず使える道具が好きです。今回の「タンク マスト ソーラービート SM レザーバンド」も定番でありながら、なかなか手に入らず待ちました。

7. タンクならNATOストラップが似合うと思った
NATOストラップ好きとして、タンクとの相性は最初から分かっていました。保守的な見方からすれば“邪道”ですが、無骨で無表情なタンクはむしろピッタリだと信じています。

8. カメラを向けるときに手元が映えるから
撮影時、レンズに手を添えると時計が映ります。ギラギラした時計は苦手だけど、タンクの控えめな佇まいはカメラとの相性も良好。サイズも薄くてコンパクトなので邪魔になりません。

9. ジジイになってもオシャレでいたいから
タンクは年齢を問わず似合う時計。構成要素が少ない分、時代やトレンドに流されず、100年後もそのままでいてくれる気がします。歳を重ねても似合う、そんな存在に憧れます。

10. タンクなら「チプカシ」的な感覚で使えるかもと思ったから
チプカシのように気軽に使える高尚さ。それがタンクにあると感じました。気負わず、構えず、ただ付き合える時計。カルティエを着けている意識すら時々忘れそうになります。

おわりに
身に着けるものは、自分の足りない部分を補う道具。飾るのではなく、使うことが目的です。理由は10挙げましたが、正直ひとつでも選ぶには十分。タンクはそんな時計でした。
カルティエはスリーク新潟で取り扱っております。