この藍と生きていく。
この時計にはある。光を受けて静かにたたずむ、藍染和紙の姿を眺める贅沢が。
愛さずにはいられない、人生に永く寄り添うに値する1本を求めて。
辿り着いたのは、日本伝統の染色技法「藍染」を土佐和紙に施した、唯一無二の文字板。
美と精度の、新たなる境地へようこそ。年差±5秒「光発電エコ・ドライブ」。
■ 美しき日本の青を、その腕に。
これまでも光を透過するさまざまな文字板素材を開発してきたシチズン。今回、新たな挑戦として、古来より世界中で行われてきた染色技法で、特に日本では縁起の良い色として人々の暮らしに深く根付いてきた歴史を持つ「藍染」にフォーカス。ひときわ目を惹く文字板の「ジャパンブルー」とも称される独特な色合いは、土佐和紙を手染めすることで生み出されています。
■ 自然だけが育んだ、冴えた色合いと深み。
これまでにない、唯一無二の和紙の色合いを求めて。The CITIZENがこだわったのは、数ある藍染の技法の中でも、化学薬品を使わない「天然灰汁発酵建て(てんねんあくはっこうだて)」と呼ばれる伝統的な技法。タデ藍という植物の葉を乾燥、発酵させてつくる「すくも」をもとに、菌の働きを活性化させる高アルカリの灰汁などを加えて発酵・還元させて染色液を作るもので、自然由来のものだけで染め重ねられた、冴えた色合いと深みが特徴です。阿波藍の産地として知られる徳島県を拠点に、藍の栽培から染色・製作まで一貫して行う工房で、土佐和紙を1枚1枚丁寧に手染めしました。
■ 光を透過させつつ、理想の色を追求する。
「エコ・ドライブ」搭載モデルの宿命として、「いかに光を通しながら、美しい藍色を実現するか」藍染和紙の文字板を制作するにあたり、最大の課題はそこにありました。さらに染色液の状態は、湿度や気温、原料の調合バランスなどにも左右されるため、同じ条件下であっても色や光の透過性にばらつきが生じてしまいます。そこで、ターゲットとなる色を定め、その目標色になるように、どれくらいの時間と回数を染め重ねるかなど、毎回条件を設定して濃度を調整。透過性も兼ね備える理想の藍色を徹底して追求し、1つ1つの文字板にオンリーワンの表情を生み出しています。
■ 全身に技の結晶を纏って。
1年間を5秒以内の誤差で刻み続ける、年差±5秒「エコ・ドライブ」は、ケース・バンドともに、シチズンが長きにわたり磨き続けてきた技の結晶「スーパーチタニウム」を採用。また、2100年2月28日までうるう年などの月末カレンダー修正が不要な「パーぺチュアルカレンダー」や強い衝撃などによる針ズレから守る「衝撃検知機能」など、多彩な機能を搭載しています。
【定期的な電池交換は不要】
光発電『エコ・ドライブ』は、太陽光や室内のわずかな光を電気に換え、時計を動かしつづけるシチズン独自の技術です。一度フル充電すれば、光のないところでも長時間動き続けるので、定期的な電池交換は必要ありません。
【キズに強く、軽く、サビにくい】
独自のチタニウム加工技術と表面硬化技術(デュラテクト)を施した素材『スーパーチタニウム』。ステンレスに比べて40%軽く、5倍以上の表面硬度を実現しています。
【反射を抑えて、文字板を見やすく】
光の約99%を透過させることで反射を抑え、文字板を見やすくするガラスのコーティング技術『クラリティ・コーティング』。公園やビーチなど陽の当たる場所でも、まるでガラスが存在していないかのように、時刻をはっきりと読み取ることができます。
【衝撃にも磁気にも強い、ズレない時計】
「JIS1種耐磁」「衝撃検知機能」「針自動補正機能」、3つの機能を一体化させた独自技術『パーフェックス』が、磁気や衝撃によって腕時計の針がズレるのを防ぎます。